息切れ(COPD)

COPDとは

COPDは、気道が塞がれて息苦しい状態が続く疾患の総称で、具体的には肺気腫症や慢性気管支炎などがあります。その原因のほとんどがタバコですが、細菌やウイルスの感染によって引き起こされることもあります。40歳を超えると10人に1人がCOPDになると言われており、喫煙者の場合は禁煙することが必須です。そのまま放置しておくと呼吸困難に陥ることもありますので、必ずきちんと治療するようにしましょう。

COPDのセルフチェック

以下のうち、3つ以上に当てはまる方はCOPDの可能性が高いため、早めにご相談ください。

よく咳が出る
粘り気のある黄色い痰が出る
息切れしやすい
40歳以上である
タバコを吸っている、あるいは以前吸っていた

COPDの検査と治療

スパイロメトリー

COPDの疑いがある方に行う検査としては、スパイロメトリーがあります。これは呼吸機能を調べるための検査で、具体的には「思い切り息を吸って吐き出す時の空気量」「最初の1秒間に吐き出す空気量」を測定します。これによって肺年齢がわかりますので、呼吸器系の疾患を早期発見することに繋がります。特にタバコを吸う習慣のある方は、定期的にスパイロメトリーによる検査を受けるようにしましょう。

治療法

COPDの治療として最初に行うのは禁煙です。タバコとCOPDには深い関わりがあり、喫煙者は加齢とともに肺の働きが低下することがわかっています。そして、禁煙後には薬や運動、酸素療法なども取り入れて、細くなった気道を広げ、ラクに呼吸できるようにしていきます。治療効果があらわれるまでには少し時間がかかることもありますが、しっかりと続けていくようにしましょう。なお、禁煙についても医師の指導のもと、薬を使って進めていくことができますので、まずはお気軽にご相談ください。

9:00~12:00/16:30~19:00※火曜水曜のみ17:00〜19:00の診察です。第1木曜・木曜午後・土曜午後・日曜・祝日9:00~12:00/16:30~19:00※火曜水曜のみ17:00〜19:00の診察です。第1木曜・木曜午後・土曜午後・日曜・祝日